こま塾では、勉強の前に「会話」の時間があり、今週の出来事を交互に話します。
勉強の前のウォーミングアップにもなりますし、こま塾の目指す「学び合い」の関係づくりにも役立っています。
「会話」が学力向上につながるの?という点を、少しだけ解説すると・・・
まず、自分の経験を相手に分かってもらえるように整理して話すことで、論理的な思考力が鍛えられます。
また、「何を話そうかな」と毎週考えるので、身の周りの出来事や風景、心情などへの観察力が上がります。
「作文が学力向上に役立つ」とよく言われるのと同じですね。作文より「会話」の方がサクッと楽しく終えられるというメリットもあります。
学力向上にもつながって場も和む、そんな「会話」の時間。でも、最初からうまくいくとは限りません。
こま塾は年齢不問のごちゃ混ぜですから、最初は異年齢の子と話すと「なんでこんなに伝わらないんだ!友達やお母さんは分かってくれるのに!」となることも。
友達やお母さんはいつも一緒にいるので、「言わなくても伝わる」部分がかなり大きいんですね。
「伝わるように話す」ことができると、人の言うことが理解できる=全教科を学ぶ力が伸びる、ということにつながります。
「人に分かるように話す」⇒「人が話していることが分かる」という順番で伸びるのです。
「苦労したことがある人は、人の苦労が分かる」というのと似ていますね。
「伝わらない!」と苦労しながら段々と上達して、「伝わった!」と表情が明るくなる塾生達。
そんな姿を一番近くで見られるのは、とっても幸せなことです。