神社のお札は回覧しちゃダメ

移住から2年、自治会の班長になりました。
地域の慣習で、移住者は翌年に副班長、その更に翌年に班長を務めることになっています。
そうすることで地域のことを色々と学び、溶け込みやすくなるようです。

班長の主な仕事は回覧板を回すこと。
配布物係さんから回覧資料や配布物を受け取り、回覧板にセットして最初のお宅に届けると、しばらくして最後のお宅から返ってきます。大人の伝言ゲームみたいで楽しいです(最初は何でも新鮮)。

年度初め、いよいよ配布物が我が家に来ました。「原市場神社のお札」と「総会資料」です。
よし、配布物は「一部ずつお取りください」と書いて回すのだな。完了。

数日後、班員の方から
「今は慣習が変わってきたかもしれないけど、神社のお札を回覧にするのはねぇ、、」

…そういえば去年、玄関先でお札を直接受け取った記憶がよみがえります。
これを機にお作法を教えて頂きました。

・まず、お盆と風呂敷を用意
・お盆の上にお札を載せて風呂敷に包み、玄関先で風呂敷をほどく
・受け取る方もお盆を用意し、お盆からお盆へお札を送る

お陰様で、残りの班員の方々には作法通りお渡しすることができました。
もう少し簡略化しても問題ないようですが(要するに手渡ししないのが問題)、作法に則ることで姿勢と心が正され、気持ちよかったです。

教わった方には普段から畑などお世話になっており、今回も私達の初仕事を気にかけてくださった次第です。地域の縁はありがたいなと思います。
新型コロナ以前は自治会の忘年会・芋煮会などの集まりも盛んだったようで、また集まれる日を楽しみにしています。

回覧板のお手伝いをする子供達
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