「縄文クラブ」発足!

学ぶ力を育むこま塾。その土台となるのは豊かな経験・遊びだと考えています。
子供達を自然の中で思いっきり遊ばせてあげたい。その中で、自然に学びを深めていってほしい。
そうした思いで「こま塾 縄文クラブ」を立ち上げ、12月3日、第一回を開催しました!

「好奇心を持って、試行錯誤し、成功体験を積んでいく遊びが、学びに繋がっていきます」photo Nakagawa Syogo

初回のテーマは「火をおこして食べる」。
講師は、山で猟をしている中川さん、本職は小学校の図工の先生です。猟師さんで先生ってなんと贅沢な縄文クラブ講師、、地域の縁はありがたいです。

まずは薪の種類や見分け方について、塾の敷地でお勉強。
講師が描いた絵(図工の先生!)と実物を見て、葉っぱから枝まで色々な種類があることを学びます。
針葉樹と広葉樹の薪を叩き比べて、「こんなに音が違うんだ!」と皆ビックリ。

「燃えやすいものから、火口、焚き付け、まき。乾燥して燃えやすいか、音を聞いてみよう!」photo Nakagawa Syogo

さぁ、塾を出発して、いざ山へ!
「あ、教わった薪が落ちてる!」宝探しタイムの始まりです。
ある子はススキや栗のイガを夢中で集め、ある子はせっせと枝を拾う。皆個性が出て面白いです。

最初は、落ちている薪を見つけたら「先生、これ燃えますか?」と聞いていた子供達も、だんだんと自分自身で考え、感じ始めました。パキッと折って音を聞いたり、五感を使い始めた様子が印象的です。
「これなんの動物のあとかなぁ?」「アライグマだと思う!本で読んだ!」と、山の自然も楽しみました。

photo Nakagawa Syogo

塾の敷地に戻って、いよいよ火おこしです。
山での戦利品を並べ、燃えやすいものから順に組んでいきます。
火おこしに使うのは、ライターではなくメタルマッチ。摩擦で火をおこします。これがなかなかの強敵。皆、まさに試行錯誤を重ね、大人に頼りたくなった頃、、
火がついたー!

「ついた、ついたー!」photo Nakagawa Syogo

火をおこせたら、お待ちかねのおやつタイム!
まずはマシュマロを竹の串に刺して、焦げの香りと食感を楽しみます。
バナナは皮のまま火にくべて、トロトロに。
そして、講師が育てたサツマイモで、焼き芋。「これ、なんでこんなに美味しいんですか?」と、親御さんが真剣に質問してしまう美味しさでした。

photo Nakagawa Syogo

火をおこして食べる。
ヒトの原点に触れ、眠っていた野生がパッチリ目を覚ましたような、そんな冬晴れの一日でした。

片付けをしていたら、都内から来た子が、
「楽しかった!!かならずまたきます」
とホワイトボードに書置きしてくれていたのを発見。ありがとう!
次回以降も期待してくださいね。

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