こま塾には、小学校3年生と1年生の姉弟が通ってくれています。
いつも2人で力を合わせてパズルやドリルに取り組んでいますが、今は何をするにも気持ちのいい陽気。体を動かしながら学ぶのも面白いかなと思い、庭に出て足し算をつくってみました。
木の棒で「+」と「=」をつくり、足し算づくりのスタートです。
まず見本として「1+2=3」(実際には I+II=III)をつくり、「ここにある棒、自由に使っていいよ」と言うと、姉弟でせっせと棒を運び始めます。
そつなく等式を完成させる姉。無邪気に右辺に棒を追加してしまう弟。慌てて左辺に棒を追加する姉。また右辺に棒を追加する弟。その無限ループ。
(こ、これは、方程式の概念を体で学んでいるではないか。。)
棒運びに満足した弟は、「=」の上に乗ってバランスを取る遊びに移行します。
(そうそう、方程式というのはそのように左右のバランスを取るイメージなのだよ。)
姉は、白い木にいるアリたちを見つめます。
(そうそう、「木は木だ」と同視して足すことから数学が、「一本一本違う木だ」と違いを見つめることから文学が生まれるのだよ。)
注)カッコ内は塾長心の声
ひとしきり遊んで部屋に戻り、今度は紙の上で足し算をつくっていきます。
しばらく経って、弟の紙を見てみると、、
「3000+3=3003」
(・・・Σ(゚Д゚)スゴイ!!)
後でそれを見たお母さんもびっくり。木の棒が4桁に見えたのでしょうか?
体で数えて足す勉強をしていたのに、そこから大きく羽ばたいて想像上の数を扱ってしまう。(庭に三千本の棒はありません!)
これだから学びは面白い!